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空手を通じた人づくり!【第二回空手道Karatedo Mt.Fuji Junior Championship in Gotemba】を開催しました!

東京2020オリンピック競技大会で初採用された空手。
地元御殿場西高等学校出身で大会に出場された佐合尚人選手を市を挙げて応援するなど、本市ではスポーツ振興の貴重な機会を得ました。さらに、空手が競技種目として決定したことを契機に、空手イタリア代表チームと2017年から2021年までホストタウン交流を行ってきました。
そのオリンピックレガシーとして、令和5年12月3日(日)御殿場市体育館にて、市が推進する「空手のまちづくり」の象徴となる大会「空手道Karatedo Mt.Fuji Junior Championship in Gotemba」の第二回大会を開催しました。今回の大会には、ホストタウン交流を行ったイタリアからも高校年代代表チームがはるばる1万キロの距離を越え出場しました。

~世界での活躍を目指す高校生のステップアップとなる大会として~

今大会には昨年度に続き日本でも屈指の強豪校である地元御殿場西高等学校(静岡)、日本航空高等学校(山梨)、福井工業大学附属福井高等学校(福井)が出場したことに加え、全国高等学校体育連盟空手道専門部からの推薦選手(2023全国インターハイ上位者)や、静岡県高等学校体育連盟空手道専門部からの推薦選手(2023静岡県インターハイ組手団体上位4校から1名ずつ)も出場しました。また、WKFランキング(世界空手連盟公認)1位やその上位者など、世界やヨーロッパを股にかけて活躍しているイタリア代表の選手、総勢8名が海を越えて参戦し、まさに、大会コンセプトの一つである「世界で活躍を目指す高校生のステップアップとなる大会」として国内外高校年代トップクラスの選手が集い、熱戦を繰り広げました。

国内外の強豪選手による当大会は世界ジュニア空手道選手権大会のルールを採用しているため、メンホーなしの男女各3階級の体重別階級制で、2グループに分かれて総当たり戦を実施。各グループの上位2名が準決勝へ進出し優勝者を決定することで、実力がある選手が勝ち残り、決勝に進むにつれ白熱した戦いが繰り広げられました。
また、この対戦を通して間合いや技の仕掛けなど、日本人選手にとっては海外を知り、イタリア選手にとっては、空手発祥国日本の空手を知る良い機会となっていました。

○出場校詳細
・御殿場西高等学校
・日本航空高等学校
・福井工業大学附属福井高等学校
・空手イタリア高校年代代表
・福井工業大学附属福井高等学校(全国高体連空手道専門部推薦選手)
・浜松開誠館高等学校(静岡県高体連空手道専門部推薦選手)
・常葉大学附属菊川高等学校(〃)
・静岡県立浜松北高等学校(〃)
・静岡北高等学校(〃)

※各校出場選手については大会公式HPをご覧ください。👈

~空手や武道の魅力を「空手発祥国日本」の高校生を通じ国内外に発信する大会として~

今大会は、国内トップクラスの高校生及び空手イタリア高校年代代表によるトップクラスの大会を「スポーツタウン御殿場公式YouTubeチャンネル」・「空手道KMFC公式YouTubeチャンネル」にて生配信しました。
解説者には、御殿場西高等学校出身で2002年全日本選手権個人組手優勝者の小島万記さん、同じく御殿場西高等学校出身で東京2020大会空手競技-67kg級7位入賞の佐合尚人さんを迎え、大会に華を添えました。
日本でも有数の空手家のお二方が解説してくださった様子はアーカイブ配信からご覧ください!

【TATAMI1】大会公式Youtubeチャンネル(外部リンク)🥋

【TATAMI2】大会公式Youtubeチャンネル(外部リンク)🥋

~東京2020大会のレガシー大会として空手競技の普及に寄与し、オリンピック競技での空手競技採用に向けた機運醸成~

本大会は東京2020大会のレガシー大会として、空手関係者・空手ファンの皆様からのご支援をいただきながら、空手の普及とともに今後のオリンピック競技大会での空手競技採用に向けた機運醸成となる大会として実施しています。

第一回大会に引き続き、世界空手連盟様、全日本空手道連盟様、静岡県空手道連盟様からご後援を頂いたことに加え、今大会は全国高等学校体育連盟空手道専門部様、静岡県からもご後援をいただきました。開会式では全日本空手道連盟会長の笹川堯(ささがわ たかし)様に祝辞を、世界空手連盟事務総長の奈藏稔久(なぐら としひさ)様と東京2020大会空手競技男子組手-75kg級で金メダルを獲得したブサ・ルイージ(イタリア代表)選手から大会開催に係るお祝いのビデオメッセージをいただきました。
試合前の張りつめた緊張感の中、選手たちのモチベーションを最高点まで高めるお言葉をいただき、大会を更に盛り上げていただきました。

また、世界選手権を9度制覇するなど輝かしい経歴を持ち、今大会のイタリアチーム監督として来日したルーカ・ヴァルデージ氏より激励のお言葉を頂くとともに、東京2020大会空手競技男子形7位入賞のマッティア・ブザート選手及び同大会女子組手+61kg級5位入賞のシルヴィア・セメラーロ選手から出場する選手へ今後を期待するお言葉を頂きました。

大会に出場した選手の中から未来のオリンピアンが出ることを祈り今後も更に発展を目指し、継続していきます!

■静岡県空手道連盟と御殿場市空手道連盟による競技運営

前回大会同様、20名の静岡県空手道連盟の皆様に審判員として大会を支えていただきました。大会審判監修は国際審判員で全日本空手道連盟専務理事の南澤徹(みなみさわ とおる)様に務めていただき、2023年1月に改正された国際ルールの元、公正かつ的確なジャッジを行っていただきました。
また、競技主管である御殿場市空手道連盟の総勢18名の皆様により円滑な競技進行が行われ、出場する選手が最大限の力を試合で発揮できるよう運営していただきました。

(競技委員長:御殿場市空手道連盟会長 菊池 基 様)


(大会審判監修:世界空手連盟国際審判員 南澤 徹 様)

■大会を盛り上げるパフォーマンス
大会開会式前にパフォーマンス集団「マッスルエイト8」による空手を取り入れたパフォーマンスも行われました。代表の小笠原大晃さんは御殿場西高校空手道部出身で在籍時代にはインターハイ個人組手・団体組手ともに全国制覇を成し遂げた経歴の持ち主です。
暗転しスモッグが流れる会場内で圧巻の演技を披露しました。「魅せる空手」のパフォーマンスにより会場のボルテージは競技前から頂点に達しました。

■大会を通じて観客を魅了した「魅せる空手」
エキシビションで実施している形の演武では、暗く静まり返った会場のなかスポットライトを浴び、美しさと力強さのある演武を披露していただきました。観戦した方々からは「斬新で面白い」「かっこいい」といった声が聞かれました。
空手の経験がない方や空手を観たことがない方にも、形の素晴らしさや空手の楽しさがわかる演武となりました。
さらに今回は、イタリアチームのルーカ・ヴァルデージ監督とオリンピアンのマッティア・ブザード選手がYouTube配信にて特別ゲストで登場し、ご自身の経験や御殿場市での経験をお話ししていただきました。

■第二回空手道 Karatedo Mt.Fuji Junior Championship in Gotemba 大会結果報告


○女子個人組手-53kg級
【優勝】名取 殊里亜 (なとり じゅりあ)さん/日本航空高等学校
【準優勝】山口 麗 (やまぐち うらら)さん/日本航空高等学校
【第3位】宍戸 珠子(ししど みこ) さん/御殿場西高等学校
ルドヴィカ・レジッティモ さん/イタリア高校年代代表


○女子個人組手-59kg級
【優勝】岡田 颯 (おかだ さや)さん/御殿場西高等学校
【準優勝】高橋 わかば(たかはし わかば)さん/日本航空高等学校
【第3位】大石 綺(おおいし あや)さん/常葉大学附属菊川高等学校
     夏田 彩良瑳(なつだ さらさ)さん/御殿場西高等学校


○女子個人組手+59kg級
【優勝】山中 心愛(やまなか ここあ)さん/御殿場西高等学校
【準優勝】成澤 美咲(なりさわ みさき)さん/御殿場西高等学校
【第3位】雨宮 ゆら(あめみや ゆら)さん/日本航空高等学校
     内山 のい(うちやま のい)さん/浜松開誠館高等学校


○男子個人組手-61kg級
【優勝】松田 麟太郎(まつだ りんたろう)さん/福井工業大学附属福井高等学校
【準優勝】木本 玲央(きもと れお)さん/日本航空高等学校
【第3位】古俣 登也(ふるまた とうや)さん/御殿場西高等学校
     間崎 瑠(まさき りゅう)さん/福井工業大学附属福井高等学校


○男子個人組手-68kg級
【優勝】柚木 智尋(ゆのき ちひろ)さん/御殿場西高等学校
【準優勝】中村 太燿(なかむら たいよう)さん/日本航空高等学校
【第3位】岡村 海臣(おかむら かいと)さん/日本航空高等学校
     山中 優夢(やまなか ひろむ)さん/御殿場西高等学校


○男子個人組手+68kg級
【優勝】下村 彪馬(しもむら ひょうま)さん/福井工業大学附属福井高等学校
【準優勝】三浦 拓己(みうら たくみ)さん/御殿場西高等学校
【第3位】齋藤 静成(さいとう せな)さん/日本航空高等学校
     本間 大陸(ほんま りく)さん/福井工業大学附属福井高等学校


○KMFC Mt.Fuji Award(大会MVP)
下村 彪馬(しもむら ひょうま)さん/福井工業大学附属福井高等学校      ※2年連続男子個人組手+68kg級優勝
「大会の開催にあたり携わってくださった皆様に感謝をしています。空手ができることを当たり前だと思わずに、精進していきます。押忍!」と力強いコメントで大会は幕を閉じました。

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