SPORTS TOWN

中国プロサッカーチーム「浙江職業足球倶楽部U-17」と御殿場西高等学校の交流が行われました。

中国サッカーにおけるトップリーグ、「中国スーパーリーグ」に所属する「浙江職業足球倶楽部」。その下部組織に在籍する17歳以下の高校生選手・スタッフの計27名が、4月20日から5月8日の日程で時之栖を拠点に県内強豪校と試合を行うなどチームの強化を図るなか、市内高等学校などを訪問し、交流が行われました。

浙江職業足球倶楽部は、元日本代表監督である岡田武史氏やフィリップ・トルシエ氏が監督を歴任したチームであり、岡田氏が監督退任後も、岡田氏が会長を務める「FC今治」と2014年から業務提携を結び、指導者の派遣などが行われています。今回のU-17の監督である矢野克志氏、フィジカルコーチの杉山想氏も「FC今治」から派遣され、日本人指導者の丁寧な指導が中国でも認められています。

チームは、5月1日(月)に御殿場西高校を訪れ、校内を見学しました。普段、親元を離れチームメートのみで学校生活や寝食を共に過ごす選手たちにとって、自分たちとは異なる学校の雰囲気や設備、文化に大変驚いていました。

また、放課後には同校サッカー部との合同練習会を行いました。練習中は、身振り手振りでコミュニケーションをとりながら両チームの選手が一緒になってトレーニングを行い、ゴールを決めた際には喜びを分かち合う場面など、国境を越えたスポーツ交流が見られました。交流後には両チームともに「サッカーとスポーツの素晴らしさを感じた良い機会でした。とても感謝しています。」と感想を述べ、両チームにとって貴重な経験となりました。

さらにチームは御殿場市長を表敬訪問し、矢野克志監督からは「御殿場は富士山があり、環境も整っていて合宿をするのに一番いい場所。強化という目的が達成できる」。キャプテンのホワン・マオシン選手は「御殿場市のサッカー環境とサポートがあって良い強化ができている」と御殿場市での充実した合宿の様子を話していただきました。市長は「御殿場市はスポーツタウン御殿場として、様々なスポーツを応援している。皆さんのような交流は御殿場のまちを元気にしてくれる。当地で素晴らしい思い出を作ってほしい」と選手たちを激励しました。

今回の交流事業は、2023年東アジア文化都市として選出された静岡県の認証プログラムとして実施され、本事業が国内外に発信されます。この機会にスポーツを通じて若い方々の交流が行われることを期待し、御殿場市も応援していきます。

Language »