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三井住友VISA太平洋マスターズ」50回記念大会レポート

三井住友VISA太平洋マスターズ」50回記念大会レポート

2022年11月10〜13日の4日間、太平洋クラブ御殿場コースにて「三井住友VISA太平洋マスターズ」が開催されました。今大会は50回の記念大会。長年、開催を支えてくださったゴルフファン、地元御殿場市に感謝の気持ちを込めて、全日入場無料での開催となりました。

三井住友VISA太平洋マスターズとは

日本ゴルフツアー機構が主管するゴルフトーナメントの1つで、毎年11月第2週に静岡県御殿場市にある太平洋クラブ御殿場コースで開催されています。日本を代表するビッグトーナメントの1つであり、かつては、海外から強豪選手が参戦するなど、数多くの名場面を生みました。

「三井住友VISA太平洋マスターズ」の歴代の優勝者はそうそうたる顔ぶれで、これまで数々のドラマと名勝負が生まれています。

2018年に生まれ変わった太平洋クラブ御殿場コース


太平洋クラブ御殿場コースは、名匠・加藤俊輔設計のゴルフ場です。2018年の全面改修では、ゴルフ場の世界的名設計家であるリース・ジョーンズ氏が設計、世界と日本のトップレベルのトーナメントコースを知り尽くす松山英樹プロが監修し、国際水準のトーナメントコースに生まれ変わりました。

「三井住友VISA太平洋マスターズ」は駐車場が近い
「三井住友VISA太平洋マスターズ」のトーナメント開催期間中は、コースに隣接する臨時駐車場を用意しています。トーナメントによっては駐車場からバスに乗って移動しなければならないことがあるため、徒歩で移動できるのは魅力の1つと言えます。

ゴルフのスコアの数え方
ところで、「パー72」と言われてピンと来ない人もいることでしょう。パー(Par)とは、ゴルフコースやホールの規定の打数のことです。

Par3ならティーショットからカップインまで3打で終えることが基準です。3打で終えれば「パー」、パーよりも1打多ければ「ボギー」、1打少なければ「バーディー」となります。

2打多ければ「ダブルボギー」、2打少なければ「イーグル」、3打少なければ「ダブルイーグル(アルバトロス)」と呼ばれます。イーグルは上級者やプロでも難しいとされています。観戦していてイーグルやダブルイーグル(アルバトロス)の瞬間に出会えたら、とてもラッキーですね!「おお〜」とギャラリーから感嘆のどよめきと大きな拍手が生まれることでしょう。

プロゴルフトーナメントとは

そもそもプロゴルフトーナメントとは、ゴルフの公式ルールが適用される競技大会のことを指します。ゴルフトーナメントやゴルフツアーと呼ばれることもあります。1日1ラウンドとし、男子は木曜日から日曜日までの4日間、女子は金曜日から日曜日までの3日間開催されることが多く、トータルスコアで競います。1ラウンドは18ホールを回ることです。

「三井住友VISA太平洋マスターズ」は男子ゴルフツアーなので、4日間、開催されます。

「三井住友VISA太平洋マスターズ」50回記念大会レポート


全日入場無料で行われた「三井住友VISA太平洋マスターズ」の各日のギャラリー数は、予選ラウンドが初日4,170人、2日目が5,131人。決勝ラウンドに入り3日目は10,067人、最終日は午後からあいにく雨が降り出したが7,334人と、非常に多くの入場者が白熱した優勝争いを見守りました。今大会の総ギャラリー数は25,000人を超え、2022年の男子ゴルフツアー最多入場数を記録しました。

テレビで見るのとは違う!生のプレーは迫力満点

「三井住友VISA太平洋マスターズ」には大会公式アプリがあり、選手の位置情報を確認することができます。早速使ってみると、自分たちがいるすぐそばのホールにて石川遼選手の組がプレーしていることがわかりました。そこで、次のホールで待つことにしました。

テレビには映らない!選手の素顔に出会える

ティーショットでクラブが風を切る音やボールを打つ音、打った直後の選手の小さな声や吐息などがしっかり聞こえてきて、その迫力と臨場感に気持ちが高まります。
好きな選手を追いかけて一緒に18ホールを回るのも楽しそうだし、同じホールですべての選手のプレーをじっくり見るのも面白そう。いずれも、ゴルフ場で試合を観戦するからこそできる試合の楽しみ方です。
また、選手とギャラリーの距離が思っていた以上に近いのにも驚きました。ファンに笑顔で応える選手の姿に「あの選手は誰?」と公式アプリで確認することもたびたびあり、ゴルフという競技を好きになるきっかけにもなりました。

リアルなコースレイアウトがわかるとより面白い!
そして、ゴルフ場で実際の試合を見てよかったとしみじみ感じたのは、帰宅後、さっきまで見ていた試合をテレビで観戦したときです。最終ホールのグリーンはしっかり傾斜がついています。ところが、テレビに映し出される最終ホールのグリーンは実際よりも平坦に見えます。テレビで見るだけでは、ボールがあんなによく転がるのがなぜなのかがわかりにくく、現地に行って実際に自分の目で見ることの大切さを感じました。

試合の結果はご存知の通り、石川遼選手が星野陸也選手とのプレーオフを制し、大会最多タイとなる大会三勝目を飾りました。歓喜の瞬間に立ち会えたことも嬉しく、現地で生のプレーを間近に見ることの面白さを知れたのは大きな収穫でした。

イベントも盛りだくさん!

今回の「三井住友VISA太平洋マスターズ」50回大会では、さまざまなイベントが開催されていました。ここではそのイベントについて、1つずつ紹介します。

働く車がズラリ勢ぞろい「働く車展」

ゲート近くには、陸上自衛隊板妻駐屯地の自衛隊車両、キャンプ富士の消防車、御殿場警察署のパトカーが並んでいました。

警察車両の助手席に乗って笑顔を見せている男の子は親子連れ。静岡市から来場したとのことです。「今回は記念大会で無料で入場できると聞き、ぜひ行きたいと思ったけれど、息子はゴルフに興味がないのでどうかなと思っていたところ、警察車両の展示があるから一緒に来られました」と話すのはお父さん。息子さんは警察車両の大ファンだそうで、親子での来場が実現したそうです。

フォトスポット

入場するとすぐにフォトスポットがあります。ゴルフコースと富士山をバックに記念撮影ができます。富士山が雲の合間から顔を出すと「今がチャンス!」と急いで写真を撮る人がたくさんいました。

「御殿場ラーメンフェスタ」で全国のラーメンを堪能

場内にあるミニプラザでは「御殿場ラーメンフェスタ」が登場。三井住友カードが駒沢公園で毎年実施する東京ラーメンフェスタを、太平洋クラブ御殿場コースで再現。札幌から福岡まで、ラーメン店6店舗が出店しました。

  1. 北海道:炙り味噌らーめん 麺匠真武咲弥(真武咲弥 札幌店)
  2. 群馬:らーめんダイニング庵(らーめんダイニング 庵)
  3. 東京:昭和六十三年創業 野方ホープ(野方ホープ 野方本店)
  4. 静岡:真卓朗商店(<真>卓朗商店)
  5. 長野:信州鶏白湯気むずかし家(気むずかし家)
  6. 福岡:モヒカンらーめん(モヒカンらーめん 味壱家)

名の知れた店のラーメンはどれも美味しそうで、完全制覇したくなるラインナップです。特に最終日はあいにくの空模様で寒さを感じるお天気だったため、アツアツのラーメンは大人気でした。

御殿場の伝統料理「御殿場みくりやそば」出店

みくりやそばは、御殿場に古くから伝わる郷土料理。つなぎに自然薯や山芋を使った麺に、鶏肉でとった出汁で人参、しいたけ、鶏肉を煮たつゆをかけて食べます。例年通り2022年も「御殿場みくりやそば あなたのそばで振舞隊」がミニプラザに出店し、多くのゴルフファンにみくりやそばを振る舞いました。

御殿場おもてなしブース
御殿場市のグルメや観光スポットなどの観光情報やイベント情報を紹介するブースが出展していました。簡単なアンケートに協力してくださった皆さんに、「ごてんばこしひかり」の新米など御殿場の特産品や大会オリジナルグッズをプレゼントしていました。

子どもたちに大人気の「縁日」

輪投げやスーパーボールすくいなどを楽しめる縁日ブースは、子どもたちに大人気!ゴルフ場ならではの遊びとして「スナッグゴルフ体験」があり、たくさんの子どもたちがスナッグゴルフを楽しんでいました。

スナッグゴルフとは、アメリカの元PGAツアープレイヤーによる長年の研究から生まれた新しいゴルフです。“スナッグ”とは、Starting New at Golfの頭文字を取ったもので、ゴルフを始めるために最適かつ上達の近道となるスポーツです。子どもから大人まで楽しくできて、ゴルフの基本が身につきます。

これらのイベントや出店・出展は、御殿場協力会による取り組みの1つです。御殿場協力会は、30年の長きにわたり「三井住友VISA太平洋マスターズ」をサポートしています。御殿場駅周辺の装飾、歴代ポスターを掲出する大会企画展や、会場周辺道路のクリーンアップ活動などもしています。

50回を記念した今年は、御殿場駅への大型装飾や史上最大規模のクリーンアップ活動などの特別事業を実施。クリーンアップ活動では協力会員40人で90kg以上のゴミを拾ったそうです。

また、本大会では御殿場市の小学校に通う児童たちが参加するスナッグゴルフ大会も開催されました。ついさっきまでプロゴルファーがプレーしていたコース上で、児童たちによる熱戦が繰り広げられました。

第4回御殿場市スナッグゴルフ大会開催

最終日のラウンドが終わったばかりの10番ホールを使って「第4回御殿場市スナッグゴルフ大会」が行われました(6ホール・320ヤード・パー24)。市内の小学校に通う34名の児童が参加しました。

御殿場市スナッグゴルフ大会は、2019年、日本ゴルフツアー機構より御殿場市内の小学校と御殿場市教育委員会にスナッグゴルフセットが贈られ、すべての小学校にスナッグゴルフが導入されたことをきっかけに始まりました。2020年は新型コロナの影響で見送られましたが、2021年に第2回大会、全国大会の予選会を兼ねた2022年春に第3回大会、そして今回の第4回大会が開催されました。


選手宣誓は、第3回大会5年生の部で優勝した谷口倖誠さん(御殿場小)。「ゴルフのマナー、ルール、スポーツマンシップにのっとり正々堂々と戦うことを誓います」と大きな声で高らかに宣言しました。

開会式後の記念撮影では、勝又正美御殿場市長をはじめ、株式会社太平洋クラブの韓俊代表取締役社長、河本和彦取締役副社長、そして日本ゴルフツアー機構の青木功会長と子どもたちが並んで記念撮影を行いました。後列の子どもの背中にそっと手をあてる青木功会長のやさしく穏やかな仕草に、緊張していた子どもたちの頬がゆるみます。

雨の中、熱戦が繰り広げられ、見事総合優勝に輝いたのは清水海天さん(富士岡小6年)でした。海天さんは、2021年に初めて大会に出場した時には全国大会への切符を掴んだと言います。

「今日はいいところもあれば悪いところもありました。ゴルフは、いいスコアで回れるととても嬉しいです。今日はプロゴルファーと同じコースでプレーできて、うれしかったです」と感想を聞かせてくれました。

「三井住友VISA太平洋マスターズ」を観戦しに御殿場へ行こう!

ゴルフ場での試合観戦は、臨場感にあふれるうえ、自分の好きな選手やコースを中心に見て回ることができるのが魅力です。また、御殿場協力会によるさまざまな出展・出店があるため、家族で来ても楽しめるのもポイントです。